ノルウェーのフィヨルドにタラバガニが増殖中!

通販で購入するタラバガニの多くがロシア産やアラスカ産でしたが、最近ノルウェー産のタラバガニをよく見かけるようになりました。

ノルウェー産のタラバガニにはどんな特徴があるのでしょうか。

ノルウェーでタラバガニが増えた理由

タラバガニは基本的に、北大西洋の冷たい海でしか生息しておらず、ノルウェーには生息していなかったようです。それが1960年ころ、旧ソビエト連邦の科学者がロシア北西部にあるバレンツ海に放流したとされ、やがて国境を越えてノルウェーへ入り繁殖するように。

その後2000年から商業捕獲が開始され、ノルウェーに大きな利益をもたらす水産物に成長しています。

ただし、天敵が存在しないノルウェーの環境でタラバガニは爆発的に増え、元々の生態系を脅かす存在になってしまい、今では自然保護団体(WWF)が撲滅を強く主張する対象になってもいるのです。

現在、ロシア産のタラバガニ輸入に規制がかかり、輸入量が激減していることもあり、今後日本でも現在よりノルウェー産タラバガニの輸入量が増加していくと考えられています。

ノルウエー産タラバガニが美味しい理由

ノルウェー産のタラバガニの多くは生きたまま空輸され、日本で加工されています。

また、ノルウェーでの漁業スタイルは小型船(2~3人乗り)で捕獲、個別処理できる量だけを獲っている為、品質管理が行き届いているのが特徴です。

さらに、捕獲してから保管設備への納品が短時間で行えるため、質のよい状態で出荷され、アジア地域にはわずか35時間程度での販売が可能となっています。

空輸と日本国内加工という条件で高級品としての位置づけとなり、価格はやや高めに設定されていることが多いノルウェー産のタラバガニですが、大きさ、身の入り、風味、歯ごたえ等どれをとっても非常に上質でおいしいと評判です。

お隣韓国ではノルウェーの活きタラバガニの輸入量が順調に伸びていることからも、これから日本でもノルウェー産がより多く流通するようになるのではと考えられます。